2021/02/05
まずはあなたの症状がどういったものか、チェックしてみましょう。
《坐骨神経痛チェック》
- 動かすと痛みや痺れが悪化する
- 痛む部分に痛みや怠さ、チリチリとする感じ、締め付け感がある
- 足が激しく痛み、歩行困難になる
- 腰や全身を動かそうとすると足の痛みがひどくなる
- 安静にしていてもお尻や足が痛い。不眠になることもある
- お尻が痛くて座り続けられない
- 足が痛くて立ち続けられない
- 足に力が入らなくなる
- 足を触ると感覚が鈍る
- 下半身の左右の筋肉の大きさが違う・・・
実は・・・
これらの症状のうち1つでも当てはまれば、あなたは坐骨神経痛かもしれません!
坐骨神経痛の痛みの場所は・・・?
坐骨神経痛の症状で共通しているのは、
腰、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、スネにかけて走っている坐骨神経に沿った部分に鋭い痛みや痺れが現われることです。
坐骨神経痛の症状の経過
●初期
- 腰やお尻の裏側の軽い違和感やシビレ
- 痛みは出る時と出ない時がある
●中期
- 太ももの裏側~膝裏にまで違和感やシビレ
- 常に何か”違和感”がある
●末期
- 常にお尻から足の指先にかけての”しぶとい痺れ””
- 痛みで休み休みでないと歩けない(間欠性跛行)
※最悪の場合、感覚が分からなくなったり、力が入らなくなったりして、歩くのも難しくなります。
では、坐骨神経痛の本当の原因ってなに?
それは、ズバリ・・筋肉です!
筋肉が硬くなって血流の流れも悪くなって、筋肉の中に硬さが生まれてしまいます。これがコリになります。
そしてこのコリが原因となって”筋膜の捻じれ”が起きてしまい、全身の痛みの原因になります。
※筋肉のコリにより坐骨神経を圧迫することで、痺れや痛みが生じます。この筋肉が緊張して硬くなって神経を挟んでしまうことが原因なのです。
痛みのメカニズム
【知っておくと得する神経について】
- 痺れはなぜおこるのか?・・・神経が長時間圧迫されたり、引き伸ばされたり、血液の循環が悪くなってしまうと痺れが出現します
- 神経の役割は?・・・役割①脳からの命令を筋肉に伝えて関節を動かす 役割②受け取った感覚を脳に伝える
3.神経も栄養が必要!・・・神経も血液から栄養を受けています。この栄養補給が途絶えると神経が機能しなくなり、最悪の場合、 神経は死んでしまいます。
4.痺れを放っておくと何が悪い?・・・感覚が鈍くなったり、痛みが出現したりします。そしてその状態が続き重度になると麻痺が出現することもあります。
【知っておくと得する筋肉について】
1.筋肉の疲労とは?・・・体は激しい運動や同じ姿勢で長時間筋肉を使う事で、血液の循環が悪くなります。筋肉疲労とは、筋肉内に溜まった疲労物質が神経を刺激し、痛みを感じる状態の事をいいます。
2.筋肉が疲労すると現われる現象とは?・・・筋肉が疲労すると筋筋膜痛症候群という症状を引き起こします。そして筋肉のコリが激しくなり痛みを伴います。
これは筋膜を介して全身に痛みが移動し、腰痛・肩こりも引き起こします。
コリや張りが慢性化すると、坐骨神経痛が更に悪化することもあります。椎間板ヘルニアやギックリ腰になる可能性もあり
とても危険なのです。
3.筋肉が疲労するとなぜ痛みが起こるのか?・・・筋肉が疲れたりすると、硬くなることで血液の循環が悪くなり、柔軟性が失われます。すると血管や神経も硬くなり、痛みを生じさせてしまいます。
なぜ筋肉にコリが出来るのか?
①運動不足
運動不足の人は筋力が弱く激しい運動はもちろん、日常生活の習慣だけでも筋肉が疲労しやすい状態になります。 少し身体を動かしただけでも、筋肉が疲労し痛みを感じやすくなります。そうすると、無理な体勢や 重たい物を運んだだけでも筋肉が悲鳴を上げてしまい、コリを作ってしますのです。
②長時間の同じ姿勢
長時間のデスクワークやパソコン作業で、腰痛や肩こりに悩む人は多いです。同じ姿勢を続けると筋肉が緊張して血流が悪くなります。血流が滞ると疲労物質がたまり、痛みを引き起こします。また、姿勢が悪いと筋肉に余計な負担がかかり、コリを慢性化してしまいます。
③冷え
寒い時は肩を竦めることも多く、身体全体に力が入ります。身体が冷えると血流が悪くなり、コリやこわばりの原因になるのです。エアコンや女性に多い冷え性も、筋肉疲労の原因になります。
どの筋肉のコリが坐骨神経痛の原因になるのか?
①梨状筋
骨盤(仙骨)から太ももの骨(大転子)まで伸びる筋肉。坐骨神経痛の原因1位と言われる筋肉。
梨状筋は、坐骨神経が骨盤から出てくる場所にある筋肉で、この梨状筋が硬くなることで骨盤と梨状筋で神経を”挟み込む”ようになり、痛みや痺れが出るようになると言われております。
②大腰筋 腰の骨から太ももの骨(小転子)まで伸びる筋肉。人間の体で2番目に大きい筋肉と言われています。
坐骨神経の走行と同じ位置にあり、この大腰筋が硬くなることで坐骨神経を圧迫し痛みが出やすいと言われています。
③前脛骨筋
ふくらはぎの前(通称スネ)の部分にある筋肉。坐骨神経の走行の中にあり、足先の痺れの原因になりやすい。
④中殿筋
骨盤(腸骨)から太ももの骨(大転子)まで伸びる筋肉。外側から骨盤を支えるとともに、硬くなることで骨盤の捻じれにも関わってくる筋肉。この中殿筋が硬くなることでお尻や太ももの痺れの原因になりやすい。
以上の4つの筋肉を中心とした、坐骨神経付近の筋肉が凝り固まると坐骨神経痛が起きやすいと言われております。
こういった筋肉の影響によって坐骨神経痛になってしまいます。
ご質問やご相談があれば何なりとご連絡ください!