2020/09/11
朝起きたら腰が痛くて動くのも辛いという患者様。
腰に板が入ってるように硬い感じがするらしいです。
特に前屈をすると痛みが出て出来ないそうで、いろいろ検査をしていくと、肩の辺りを抑えて動いてもらうとけっこうすんなりと動く事が出来ました。こうやって、どこかの影響をしている筋肉を押さえながら動いてもらうと痛みがマシになるところを探してそこを重点的に解すと痛みが無く動けるようになるのです。
この患者さんは、腹筋やスクワットはするけど背筋はしていないそうで、その影響で筋肉のバランスが偏ってしまったと思われます。お腹の筋肉もガチガチになっていました。
お腹の筋肉がガチガチなせいで背骨周りにも影響が出ていて、臀部やお腹、肩周りの筋肉を解すより背骨を調整するとベットの上での体勢移動がスムーズになりました。筋肉だけを診ていては良くならないケースですね。
面白い発見でした。
勿論、臀部や他の筋肉もガチガチでそこも解しましたが。
前屈で次に変わったのが、アキレス腱でした。アキレス腱を抑えながら前屈してもらうと、それまで床に手が着かなかったのが着くようになりました。これは原因が腰だけではないというのが良く分かる結果です。
この患者さんも当院に来られる前に、整骨院で治療を受けられてたみたいですが、腰だけの施術で余計に痛くなったみたいです。ベッドから立ち上がるのも痛くて動けなくなるくらいだったそうです。
人の体は何百という筋肉があって、複雑な動きをするので人それぞれ原因が違うので難しいです。
『こんな所が原因か‼と』発見もあって、勉強になりますが。
今回の患者さんもそのお一人でした。