2020/08/06
左腕を外側から上げると左肩が痛くなり、頭を前に倒すと首から右肩にかけて痛みが走るという患者様。
この患者さんはタクシーの運転手さんで、腕を長時間前に出しているような状態なので腕や肩に負担がかかってしまいます。
肩そのものを診るより腕を診ていくと、腕の後ろ側(上腕三頭筋)の緊張が高くなっていました。そこをギュッとつまんで動かしてもらうと痛みが無くなり腕を上げる事が出来ました。
施術もそこを中心に施術を行いました。腕を上げるには肩甲骨の動きが大事になってくるので、肩甲骨の動きとその周囲の筋肉の緊張を取っていきました。
右側の頭を倒すと首から肩にかけて痛みが走るのは、右の肋骨と胸骨の際辺りを押さえて動いてもらうと痛みが走らなくなりました。
けっこう意外なところに原因が見つかりました。
胸骨は意外と首の痛みに関わってきます。肋骨の動きを止めてしまって頭を動かすと首や肩の筋肉の動きも悪くなって痛みが出ていたのでしょう。
この様に、痛みの原因箇所を見つけることが大事です。
この患者さんから施術後の感想を頂きました。