2020/07/06
3年くらい前から左手の痺れと足の裏の痺れがあって歩くのも辛く、食器を洗っていると手に力が入らなくて落としてしまったりと日々の生活が大変な患者様が来られました。
その症状が出てから、整骨院に通われていたのですが、なかなか改善しないのでと当院に来られました。
手の痺れは整形外科で頸椎の間が狭くなっていると言われたので、それが原因と思われていましたが、お体を診ていくと首や肩周りがかなり硬くなっていたので、その辺りを念入りに解していくとだいぶ痺れが無くなりました。
痺れが出る原因は、勿論頸椎の間が狭くなって出るケースもありますが、筋肉の締め付けによって痺れが出るケースもあり、けっこうそれの方が多いです。整形外科ではレントゲン検査で骨は診ますが、どこの筋肉が硬いとかどの筋肉が影響を与えているとかというのは、全然診ません。痛みやしびれが出る原因は骨の影響だけではないのです。
この患者様は、10年以上前に脳腫瘍で頭の手術をされているのでその影響もあると思われます。
まだちょっと指先に痺れが残っていますが、だいぶ楽になられたようです。
足の痺れは、ふくらはぎの硬さもあって、その影響かと思われましたが、膝裏をしっかり解すと足裏の痺れが無くなりました。
けっこう症状が出ている所に原因は無く、ちょっと離れた所の筋肉なりを解すと症状が変わったりします。
その他にも、アフターケアーとして、体がけっこう硬いので半身浴を勧めたり、患者様にあった体操を勧めたりもしています。
それに、よくウォーキングをされるみたいで、その時によくこけたりするらしいので、正しい歩き方をアドバイスしました。
栄養面もちゃんと取れていないと、こちらがいくら頑張って施術しても患者様に入っていかないので、栄養の事もアドバイスをしています。血圧や血液に脂肪が多い患者様はなかなか治療が行き届かないのです。