実はこれも腰痛の原因

突然ですが、あなたは猫背ですか?

実はこれ、放っておくと良くないですよ!

たとえば、、、

バランスを崩しやすくなるし、筋肉や関節が動きにくくなる、脊椎の圧迫骨折になりやすいのです。

腰が曲がる=脊柱に負担が生じやすい=腰痛の原因に大きく関係しています。

脊椎が曲がってしまう、腰椎後弯変性症というのがあります。

腰椎後弯変性症とは、加齢に伴う脊椎変形により腰部伸筋内圧(腹内圧)が上昇し、腰背部痛を引き起こす疾患です。

ちょっと難しいので、簡単に言うと、背中が曲がる事で腰背部の筋(脊柱起立筋、多裂筋、胸腰筋膜)が負担となり腰痛となる疾患です。(特に高齢者の代表的な疾患の一つ)

好発者は・・・前傾姿勢の多い作業者(女性に多い=女性は多裂筋などが弱くなりやすい、高齢になると骨がもろく・弱くなりやすいのが原因)

原因は・・・①脊柱伸筋群の機能低下(背中を起こす筋肉が弱っていき脊柱の生理的湾曲の減少が原因・筋肉より脂肪が多  くなる=若い人もなる)

      ②椎体の圧迫(骨粗鬆症や圧迫骨折後の方では椎体が変形しやすく身体を支えきれない=高齢者に多い)

      痛み・・●腰部伸筋の緊張と血流との関係が疼痛を左右している

          ●腰椎の前弯が低下・消失している人は腰部が円くなっている・・・腰部伸筋群の血流が低下しやす   い(筋内圧と筋血流量との関係から見ると筋内圧が上昇すると筋内血流量は減少します)特に、頭部重心の前方編位(頭が身体が支えきれないように前に突出している)により体はさらに猫背の姿勢になる。

つまり、特に歩行時に頭部重心が前方編位する人は、筋内圧が高くなり(痛みが生じやすい)、筋血流量は減少しやすくなります。この状態が持続すると、筋の変性や筋の萎縮を引き起こし、筋力低下を起こします。その結果、さらに頭部重心はますます前方に移動し脊椎がさらに後弯化する。こういった痛みの負のスパイラルとなります。

身体が曲がる事で痛みが続てしまします。

症状は・・・間欠性跛行と腰背部痛が特徴です。

      間欠性跛行とは、歩行距離や時間に応じて疼痛は増強し、安静により速やかに症状が軽減・消失します。

      *脊柱管狭窄症の症状と似ていますが、こちらの症状は腰背部痛がメインで下肢痛はほぼ生じないです。

特徴は・・・背中が丸くなります。

      健常日本人の脊椎アライメントは

 

     猫背の人は胸椎が後弯、腰椎前弯のカーブが減少・消失(平背)し徐々に胸腰椎移行部は後弯化します。頭部重心が前にシフトしている事が問題点なのです。

治療は・・・①多裂筋のリリース(背骨のすぐ横についている仙骨から頭頸部まで深層)

      *多裂筋は筋委縮しやすく、また脂肪が多くつきやすい(筋トレをすると筋肉に変わりやすい)

      ②ブレーシング(お腹をふくらませて息を吐く)

ただ一度変形した猫背は正常なアライメントに戻すことはほぼ不可能です。そのため、日頃から立っている時や歩行時などに頭が前に行っていないか背中が丸くなっていないか等意識することが大事です。

身体は曲がらないことが大切です。普段の生活から意識することで改善出来ます。身近な人や友人に見てもらったりお互いに見る事も大事です。

逆に姿勢を意識しすぎて、胸を張りすぎたり、反り腰気味の人もいるので正しい姿勢が大切です。

参考になれば幸いです。

 

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